絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

323「かえるがなくから かーえろ」~子が捕られる、子が消えるをテーマにしたわらべうたを集めた、親には結構怖い一冊。

かえるがなくから かーえろ (あかちゃんのわらべうた(8))

生き物特集。
タイトルだけ生き物。でも内容は「子どもが消える」わらべうた特集。
こわいよー!

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「かえるがなくから かーえろ」表紙


「子が捕られる、子が消えるをテーマにしたわらべうたを集めた、親には結構怖い一冊。」

カエルの親子、そして人間の子どもたちの世界を舞台に、
「子とろ」「はないちもんめ」「とおりゃんせ」のわらべ歌を物語に織り込んでいます。
じっくり読めば読むほど、相当怖いです。
子どもはリズミカルに歌ってくれるのを楽しく聞いてくれますが、親としては子どもがいなくなってしまいそうな不気味さに嫌な気分がします。

「子とろ」というわらべうたを知らなかったので調べたら「子捕(と)ろ」という意味らしいです。
「ことろ ことろ どの子をとろか」みたいな歌詞。

とおりゃんせもはないちもんめも大人になって聞くと怖いですね!

2.情報

著者:松谷 みよ子 (著), 遠藤てるよ (イラスト)
出版年月日:1984/5
出版社:偕成社
ページ数:20ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から