かえるのあまがさ (単行本絵本)
生き物特集。
とても楽しいお話の内容なのに、絵が…絵が泣いている。
なんでこんなに悲しくなった!?
「言葉のリズムも内容も非常に楽しいのに、絵が悲しすぎる…」
1977年、古い作品なんですね。
絵は和紙に筆で描いたような味のあるもの。色彩も渋い。
雨の日にカエルが雨傘の店を出し、みんなで傘をさして歩いていく。
言葉は4・4・5(または6)で統一されていて、とてもリズミカルに楽しく読める。
リズミカルに読んであげると子どももノリノリになって楽しそう。
なのに! 「かえるのぎょうれつ喜んだ」とか書いてあるのに!
カエルが全員泣きそうな表情なんです。
なんでそんなに悲しそうなのか。見ていると気分が滅入るほどのへの字口に困った目。
途中、青と黒だけのページもあり、雨の感じを出しているんだろうけれどお葬式ムードに見えてしまう。
それらがひっかかってしょうがないのでマイナス1。