絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

204「さる☆るるる―special」205「さる・るるる・る 」~二文字でいくのにもさすがに疲れたか五味さん!

さる☆るるる―special 、さる・るるる・る

五味太郎さんの言葉遊び絵本、「さる・るるる」の第三弾と第四弾。
そろそろネタが尽きてきたでしょうか…!?
やっぱり面白いんですが、でも一弾・二弾の方が完成度が高かったかな。
このシリーズも23年越し。長いですね!


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「さる☆るるる―special」表紙


「シリーズ第3弾はオーディション。五味太郎さんは子タレ業界に不満があるのだろうか…」

シリーズ第3弾は、なんと親サルが子サルをオーディションに出すというテーマ。
主役は子どもというより親。結構突拍子な印象を受けるのだが、なぜいきなりこの話にしたんだろうか。
子役や子タレに対する不満とかあったのかな五味太郎さん…。
終始親が悪そうな顔をしているし、オーディションに落ちたときの態度も結構ひどい(笑)
どうした、何があった!

2.情報

著者:五味 太郎
出版年月日:1998/4
出版社:絵本館
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:響きを楽しむなら0~、意味も楽しむらなら3~



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「さる・るるる・る 」表紙


「シリーズ第4弾は二文字ルールがついに外されます!」

シリーズ第4弾のテーマは一言で言うのは難しいですね…。
サルの喧嘩というか、サルが他のサルの舎弟になるまでのお話というか(笑)

今まではすべての「〇る」が違う言葉だったのに、今回は「くる(来る)」がしつこい!
また来た! また来た! と繰り返し笑ってしまいます。

最後に、今までの二文字ルールからも外れて「つかれる」「あきれる」「すきなようにさせる」「なりゆきにまかせる」も、作者の絵本を描く(言葉を考える)そのままの状況を現わしているのかなあとくすっとしてしまいました。
二文字にするのもさすがに疲れたよ、と。

2.情報

著者:五味 太郎
出版年月日:2014/4/10
出版社:絵本館
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:響きを楽しむなら0~、意味も楽しむらなら3~