絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

192「だちょうさんのたまご」~鳥の「刷り込み」を題材にした、優しく、くすっと笑える作品

だちょうさんのたまご

これからたまごの本ばかり紹介します。イースター
鳥が生まれて最初に見たものをお母さんだと思ってしまう特性を題材にした、ユーモアのある絵本です。

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「だちょうさんのたまご」表紙


「鳥の「刷り込み」を題材にした、優しく、くすっと笑える作品」

鳥は卵から孵って最初に見たものをお母さんと思ってしまう。
それを題材にしたダチョウさん親子の優しく、面白い作品です。

ダチョウさんが卵が温めています。もうすぐ生まれそうなのに、お母さんがどこかへ行ってしまった! なんで?
生まれた時にエリマキトカゲさんを見てしまったら?
ヤマアラシさん、おさるさん、カニさん、ひよこさん、人間のおじさんを見てしまったら?
大変! 大変だけどそれらになる姿を想像すると笑えます。

最後、お母さんがなんのためにいなくなっていたのか理由がわかってほっこり。

文字が太いゴシック体で子どもが読みづらそうなのと、
最初に見たものをお母さんだと思ってしまうというのを子どもが理解しづらいみたいなので、おすすめからは外し。


2.情報

著者:谷口 國博 (著), 村上 康成 (イラスト)
出版年月日:2016/5/31
出版社:ひさかたチャイルド
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から