うさぎちゃん ともだち できた (12支キッズのしかけえほん)
新しく園生活が始まったお子さんにどうぞ!
友達ができるってささいなきっかけなんですよね。
十二支のキャラクターがかわいいです。
「12支+猫が集団生活の楽しさを教えてくれる第一弾。」
入園しての新生活にぴったりな本として紹介されていたので読んでみたら、これは「12支キッズのしかけえほん」シリーズの第一弾とのこと。
集団生活ならではのできごとやトラブルなどをとりあげ、その楽しさを伝える意図があるそうです。
12支の動物たちが登場人物とはちょっと新しい感じの設定。ありそうでない。
ねずみくん、うしくん、とらくん、うさぎちゃん、たつくん、へびちゃん、うまちゃん、ひつじちゃん、さるくん、とりちゃん、いぬくん、いのししくん、それからねこちゃん、そしてかみさませんせい。
12支の動物のこどもたちが通っている「じゅうにしえん」。
すごく日本っぽい(中国っぽい?)設定かとおもいきや、中身は普通に今どきな感じです。
なぜ猫がいるのか!?
それは最後のページ、12支から猫がいなくなった理由を読んでみてください。面白いです。
今回の主役のうさぎちゃんは、いつもひとりでボール遊びをしています。
誰が来ても「いいの」と断ります。ボッチ遊びが好きなのです。
それはそれで別にいいと思うんだけれど…。
ある日うさぎちゃんといのししくんがボールを取った取られたで大げんかになりました。
でもしかけ絵本のしかけで(ささやかなしかけですが…)ボールを投げ合っているうちに、あら、いつの間にか楽しくなって二人は友達に。
そのうちみーんなでボールを投げ合って、みんな友達に。
作はだれかと思ったら「あらしのよるに」の方なんですね。
なるほど、友達作りを描くのがうまいわけです。納得。