絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

152「どんぐりむらのぱんやさん」~この親はワークライフバランスを考えるべき。働き者=美しいわけではない。

どんぐりむらのぱんやさん (どんぐりむらシリーズ)

これは辛口ぃ! 仕事の犠牲になる子どもはかわいそう。

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「どんぐりむらのぱんやさん」表紙


「この親はワークライフバランスを考えるべき。働き者=美しいわけではない。」

どんぐりむらシリーズ第二作。
働き者の忙しいパン屋さん夫婦と、二人の子どもの物語です。
表面的には
「働き者で偉い夫婦だなあ」「新しい商品開発も大変だけど楽しそう」「ハッピーエンドで良かった」ですが、
親目線で見ると、子どもとの大事な約束を破るのは最悪です。
新しい商品開発のために子どもを犠牲にするのか…
この親たちはワークライフバランスを考えなければいけませんね。
本作はあまり子どもには読んであげたくないなあと個人的に思いました。


2.情報

著者:なかや みわ
出版年月日:2011/8/30
出版社:学研プラス
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から