ずっとママといっしょがいいの! (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)
3、4歳になると母子分離ができてくるようになります。
その嬉しさと、反面の寂しさ…。
お子さんが幼稚園・保育園に行くようになる時に読みたい一冊です。
「嬉しいはずなのにちょっと寂しい巣立ちの時を描いた心温まる一冊。」
カンガルー親子を通して、甘えたい時期から自立の時を描きます。
保育園や幼稚園に通うようになる季節に読んであげたい一冊。
カンガルーのママは困っていました。可愛くて、重くて、大きい誰かさんが、袋の中にずーーーっといるんです。
うちの子のことかと思いました。
何するにも「抱っこ」。何にもできない。いい加減自分で歩いてちょうだい。私の時間をください、と願う。
でもいざ自立し、お母さんから離れるとき、お母さんは嬉しいと同時に寂しいんですよね。。
成長は嬉しくもあり寂しくもあり。
もう赤ちゃんだった頃には戻ってくれない。成長は不可逆。
そんな親子の温かいやりとりや心の交流が、とても優しい気持ちになります。
ちょうちょ、ゾウ、鳥、サル、キリンといった動物たちの生態が詳しく描かれているのも勉強になり素敵です。
2.情報
著者:ヒド・ファン・ヘネヒテン
出版年月日:2006/2/17
出版社:主婦の友社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から