絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

129「あさですよ よるですよ」~愉快な豆の世界に生きる、豆一家の一日。

あさですよ よるですよ (幼児絵本シリーズ)

バブル時代の作品だからでしょう…?
エンドウ豆の家が無駄にゴージャス。
お風呂も台所もリビングもバブリー。そういう点を見ても面白いかも!


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「あさですよ よるですよ」表紙


「愉快な豆の世界に生きる、豆一家の一日。」

1986年8月1日発刊の「こどものとも年少版」が初版。

エンドウ豆一家の、朝目覚める6時から、寝静まった0時までの一日を描いた絵本。
豆の世界です。家具も遊具もクルクルと豆の蔦の形、布の模様もみんな蔦模様。
一貫した豆ワールド。

七五調でリズミカルにお話が進んでいきます。
家、保育園(幼稚園?)、公園、商店街、また家。
どの風景も細かく楽しく描写されていて、観察しているとつい集中してしまいます。
こんな街や保育園だったら楽しいだろうなあ。

そして気になったのが、家が無駄に豪華!
お風呂が泳げるほど大きい、台所に10人くらい立てそう、グランドピアノをみんなでソファに座って鑑賞、飾ってある調度品もやたらとゴージャス。
お豆一家はお金持ちなのだろうか、それともこの時代の「憧れの生活」なのだろうか、真相は謎。


2.情報

著者:かこさとし
出版年月日:2017/2/5
出版社:福音館書店
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から