オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ (日本傑作絵本シリーズ)
オニのサラリーマンの続編。
読み間違えの多い私、「しょっちゅうはつらいよ」とずっと読んでいて、
絵本の本文を読んでもまだ「しょっちゅう」と読んで、
このタイトルは結局何だったんだろうと悩んで悩んで結構経ってから「出張」だと気づきました。
「しょっちゅう」に見えませんか?(笑) 私だけか…
「日本は八百万の神の国なんだよと教えるのによい教材。相変わらず手が込んでいる」
オニのサラリーマン第二弾! 一作目がものすごく面白かったので楽しみにしながら読みました。
今回は年に一度の出雲での「全国神様サミット」へ出張やねん。
鬼なのになんで神様の会議に手伝いに駆り出されんねん、なんでやねん。
「ひとつきばっていこやないか」
関西弁炸裂。
うちは関東なので子どもにいちいち説明せなあかんのですが、でも大人は面白いですよね。笑っちゃう。
いろんな神様と妖怪が出てきます。ごちゃまぜ。
ヤマタノオロチ、田の神様、井戸の神様、火の神様、つくも神、貧乏神。
魔女やサンタクロースまで! 西洋もありなのか!
ゴージャスに登場の七福神。風神雷神。
最後は鬼も妖怪も神様たちも、みんな一緒になって踊ります。ああ愉快。
日本は八百万の神々の国ですからね。いたるところに神様がやどっているのよ、と教えるのに良い教材ですね。
そして前作よりもまた描写が細かい! 1ページずつ、妖怪・神様を一人ずつ観察していたらそれだけで時が過ぎてしまう。
飽きないです。コスパの高い絵本。
オニガワラ氏の青いひげが段々、某とんねるずのキャラクターに見えてきます(笑) 鬼ってひげ生えるのか!
2.情報
著者:富安 陽子 (著), 大島 妙子 (イラスト)
出版年月日:2017/10/11
出版社:福音館書店
ページ数:36ページ
おすすめ対象年齢:3歳から