おいしいおと (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
この音の感覚は初。
ほうれんそうを食べるとき「ズック ズック」なんて聞こえたことありますか?
よーく耳を澄まして聞いてみてください。
もうズックズックにしか聞こえない!
「食の細い子の食育に。聴覚で楽しむ「バリアフリー絵本」」
なんてリアルな音なんだろう。こんな音には聞こえたことがなかった。
例えばほうれんそうは「ズック ズック」
わかめは「ピララルッ リョリュ リョリュ」
かぼちゃは「モモッ ポフ ポフ」
この鋭い感性はどこから来るのかと思って調べたら、著者の三宮氏は幼いころに視力をなくしたとのこと。
なるほど心から納得。その感性を表現に使ってくださったことに感謝。
うちの娘は食が細いが、この本を読んだら「トマトおいしそうねえ」「春巻き良い音だねえ」と食べ物に興味津々。
一家に一冊置いておきたい。
2.情報
著者:三宮麻由子 (著), ふくしまあきえ (イラスト)
出版年月日:2008/12/31
出版社:福音館書店
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から