あやちゃんのうまれたひ (こどものとも傑作集)
6歳になるあやちゃんに、お母さんがあやちゃんが生まれた日のことを話す絵本です。
これを朝に読み聞かせた日の晩、3歳8か月の娘に奇跡が!
なんと自分の体内記憶の話を始めたのです。
これにはびっくりして感動しました!!
「茶色いお山があった」から始まりました。それ胎盤や!!
とても感動したので次の記事でコラムとして書きます。
「妊娠、そして出産予定日超過から出産するまでのあらゆる感情がよみがえって泣いた。」
あやちゃんが6歳を迎えるにあたってお赤さんに
「うまれたときね、ちっちゃかった?」
「ね、ママ、かわいかった?」
と聞きます。
子どもは自分のルーツを、自分が愛されて生まれたのかを知りたいのですよね…。わかるなあ。
私も母からもらった母子手帳を今でも見るのが好きだし、そこには確実に愛されて生まれ育まれた事実があるし、それが生きる力にもなります。
お母さんの描写がとてもリアルで、1歳と3歳の子どもがいる私も
予定日を過ぎてしまった時の焦りや苛立ち、周囲の期待の声、産院に向かうまでの緊張感、待って待って待ち望んでいよいよ会えるんだという胸の高鳴り、陣痛のぎゅーんという感覚、会えた瞬間の人生で一番だと言っても良いほどの喜び、自分より大切なこんな小さな存在ができたという身の引き締まる思い……
それらがありありと思い出されて泣いてしまいました。
でも一番大事な「陣痛と、出産途中の骨盤が壊れると思うほどの、ほんとに死ぬかと思った」的なところが一切描かれていないにで、リアルかと聞かれると、半分ファンタジーです。と答える。
こんなにすんなりいくのはラッキーだし、ここまできれい事ではない(笑)
でも幼い子に読む程度ならこのくらいの描写でちょうどいいのかな。
うちの3歳はまだこういうことは聞いてこない。いつか聞いてくれるのかな。喜んで話したいと思う。
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とレビューを書いたあとに自分からお腹の中の様子を語ってくれました!! ミラクル!
あやちゃん最高。
2.情報
著者:浜田 桂子
出版年月日:1999/1/20
出版社:福音館書店
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から