絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★21「だるまちゃんとうさぎちゃん」~時を経て子どもの頃の気持ちを思い出した名作

だるまちゃんとうさぎちゃん

コラム「絵本はラブレター」に書いた絵本。
懐かしい懐かしい。
bookand.hateblo.jp


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「だるまちゃんとうさぎちゃん」表紙

「時を経て子どもの頃の気持ちを思い出した名作」

懐かしい! 私が子どもの頃、35年ほど前に家で何度も読みました!
当時は「丹下左膳」も「座頭市」も意味が分からず、何かの呪文かなくらいに読んでいましたが、大人になって納得。
味のある温かい絵がとても好きでした。
そして雪うさぎの作り方を見て真似をしたり、
うさぎの手袋人形の作り方を見ながら軍手で作ってみたり、
りんごうさぎとだるまりんごをおばあちゃんに作ってもらったり、
新聞でうさぎの帽子を作ったことを鮮明に思い出しました。

深く子どもの心に刻まれ、そして時を経て当時の気持ちを思い出させてくれる。
なんと人の心の中での長寿本なんでしょう。名作というのはこういうものなんだと思い知らされます。


2.情報

著者:加古里子
出版年月日:1977/4/1
出版社:福音館書店
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:3歳から